13年で約10倍
2004〜2017年のパフォーマンスと資産推移
13年で約10倍
2004年末を100とすると、2017年末に13年で約10倍。ビットコインの昨年一年分の上昇率に負けている。資産ベースで2004年からのCAGR(年平均成長率)は19%、直近5年なら34%である。2009年からは2017年まで毎年プラスで終えられている。
長期にわたり、入金を定期的に大きくできなかったことは、反省点のひとつ。だが、ちょこちょこと追加してはいるので、パフォーマンスのパーセンテージと資産の増減は完全イコールにはならない。
パフォーマンス計算から入金を排除しているが、配当と確定益への課税は考慮されている(多少間違っている可能性はある)。資産の数字は、シンプルに証券口座にあるキャッシュ、株式評価額、信用損益を合計した年末スナップショットだ。
はじめての株式投資
2003年にトヨタを買ったのが初めての株式投資だったと思うが、手元に記録なし。パフォーマンスと売買の月次記録が残るのは、2005年からだ。グレアムやバフェットに代表される株式の価値(バリュー)に着目しパフォーマンスを上げる投資家を知ったのは2004年だったと思う。彼らの書籍に加え、国内個人投資家がブログなどで発信する情報を読み漁り始めた。
2004年半ばには、広義のグロースバリュー投資派になる。だが、2005年のパフォーマンスがよいのはそのおかげではない。2003年か2004年にIPOセカンダリーで単価166,267円で取得していた日本ベリサイン(※2012年上場廃止)を509,000円で年初に売却したラッキーパンチのおかげである。
2006〜2008年の撃沈
「生兵法は怪我の元」とはよく言ったもので、「真のPER」だの「フリーキャッシュフローのPCFR」だの「ビジネスモデル」だの「EBITDA」だの割引現在価値での「理論株価」だのアレコレ覚えて売買するものの、壊滅的だったのが2006〜2008年である。当時の正統派バリュー投資銘柄であった新立川航空機(※2012年上場廃止)などを買って利益は出してもいたが、Jブリッジ、フィデック(現アクリーティブ)など孔明の罠な銘柄に食いつき勝負に行き、ライブドアショックやリーマンショックといった市況の影響を向かい風に撃沈した。
含み損が増え、焦りと悔しさ混じりで入金したそばからお金が溶けていくあの感覚は忘れられない。当時のポートフォリオを眺めると、「おい、目を覚ませ!」と言いたくなる吐きそうな名前が並ぶ (苦笑)。
2009年からはなんとか毎年ずっとプラス
2009年単年のプラスは、インフォマートを買ったことのみによる。しかし、あろうことか2011年に2倍にもならないところで売ってしまっている。ペパボ(現GMOペパボ)も同じような感じ。このあたりからは、今見返しても保有している会社自体に違和感はない。ただ、将来収益バリューの確信度が足りないためか、問題は売るのがだいたい早すぎること。
2011年以降はアベノミクスの恩恵もあり、できすぎ。売却済みでパフォーマンスに貢献した印象に残っている企業名を上げると、ナガワ、Eギャランティ、ソフトウェアサービス、テクノメディカ、ニホンフラッシュ、トレジャーファクトリー、共成レンテムあたり。
次回、目標と投資スタイルを記述予定。ブレずに向上していきたい。